福祉体験学習ガイド

6.評価

Q6-1:評価ってどうすればよいのでしょうか?

  ◆福祉教育の評価は難しい

 総合学習の時間が始まって、福祉教育においても何らかの評価が求められるようになってきています。しかし、この学習で子どもたちをどう評価していくかはとても難しい課題です。福祉に関する知識や介護技術の習得がどんなになされても、それが子どもたちの「ともに生きる力」が評価できるのかというとそんなに簡単なものではありません。福祉では、他者を尊重したり、共感できたり、思いやったりする力や人と関われる力、福祉問題の解決のために地域や社会を変えていく力など実践力が必要とされますが、その実践力を客観的に評価する方法や基準をどうしていくかはまだ検討中の課題です。

  ◆子どもの自己開示力

  福祉教育の評価の中で、今、注目されているのが「自己開示度」という考え方です。「自己開示とは、異質の他者とつながることを前提に、自分を素直にさらけだすこと」だそうです。福祉を学習するなかで、子どもたちは自分とは違う、多様な人々と出会います。そんな異質な人と関わり、信頼関係をもって「ともに生きていく」には、自分を素直にさらけだせることがとても支持になります。
  具体的には、福祉の学習や体験を進めたり、その事後学習で感じたことや考えたことを自分のことばで表現し、他者にさらけだせるようになることが求められます。そこでは、その表現の上手下手は問題ではなく、どこまで自分を他者にひらいていくことができるのか、自己表現していけるのかが評価の対象となっていくといわけです。
 この自己開示度で福祉の力をすべて評価できるわけではありません。しかし、ここから子どもたちの「ともに生きる力」の成長の第一歩が始まると考えられているようです。こんな方法を使って、子どもたちへの評価をしてみるのも1つの方法でないでしょうか。

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